ケースとSSDはポチリましたが、到着までにUSBメモリでUSB-BOOTのテストをしておきます。

USBメモリからのBoot設定

ググると、ちょっと古い記事も多くみかけます。現在のBootloaderだと、簡単にUSB Boot へ移行できます。念のためBootloaderのVersion を確認しておきましょう。


vcgencmd bootloader_version
BootloaderVersion

私のところは、2020年9月3日でした。もし、古いようなら、アップデートしましょう。

(必要なら)Bootloaderのアップデート

ラズパイコンフィグ設定から、アップデートできます。6 Advanced Options - A7 Bootloader Version の中で設定します。 E1- Latest version ってのを選んで再起動しておいてください。


sudo raspi-config

Bootloaderのboot元設定

ラズパイコンフィグ設定、6 Advanced Options - A6 Bootloader の中で設定します。

B1 SD Card Boot from SD Card if available, otherwise boot from USB なら、SD優先、SDなければUSBから起動。

B2 USB Boot Boot from USB if available, otherwise boot from SD なら、USB優先、USBなければSDから起動。

B1でも、B2でも、SDが入ってなければ、USB起動にできます。抜き差しするだけでも切り替えられるので、とっても便利になりました。ただ、実際の起動テストしてみると、SD無しやUSB無しっていうのを認識したあとにBoot先が切り替わるようで、起動時間が20秒ほど余計にかかってました。ですから、きちんと選択しておいたほうがよいですね。

USBメモリへSDからコピー

アクセサリの中の SD Card Copier を使って、SDカードをUSBメモリにコピーします。

Copy From に、SDを指定。Copy To に、USBメモリを指定。NewPartition にはチェックを入れて、Startします。

消えるけどいいよねチェックにOKすれば、書き込み開始です。

USBメモリー対SDカード

USBメモリの速度は、こんなのを使ってテストしました。一つはシーケンシャル早め、ランダム遅い、もう一つは、シーケンシャル遅いけど、ランダム早め。SDは計測してないです。


さて。起動時間は?、というと、SDもUSBもほぼ同じで、スイッチオンからタスクバーでるまでで40秒でした。違いが分からずです。いいSD使ってるので善戦してるのか、USB3.0メモリはそれほど早くないのか、気になるところではありますが、遅くなるわけでないから、まあいいか。SSD化では早くなってほしいかな。

USBで環境をいくつも切り替えられるし、バックアップもできる。なかなか、便利ですね。私のところでは、基本はUSB側を起動で使って、SDは非常時起動できるよう基本構成で入れとくような使い方になりそう。

<おまけ情報>実は、もう一本怪しげな中華USBがあって、そっちで試したら、激的に遅かったです。具体的には、パスワード入れたあと、背景がでるところまではほぼ同じ時間なのに、そこから、タスクバーがでるまでに、数分かかりました。こういうこともあるので、USBメモリや、SD、けちらないほうがいいですね。