64bit版のRaspberry Pi OS、いろいろとまだ対応できていないようだったので見送ってましたが、USB Bootだと簡単に戻せるのでテストしてみることにしました。(2022/02/05追記:64bit版正式リリースされました。)

無茶苦茶、重い!、と思ったら電源が原因でした

64bit版を入れてテストしてみると、なぜか重い。こんなに重たいんじゃ使えないなぁ、と思ったのですが、実は電源問題でした。電源を改善してから再テストしたら、もう64bitでいいじゃん、ってなりましたので、記事を書き始めた次第です。

電源問題については、以下の記事に書きました。(2021/6/6 追記)

たのじぃの書き捨てノート
【Raspberry Pi】モッサリの原因は電圧かも!? 電源を極めろ!
ラズパイの電源選びは超重要!おすすめのラズパイ用電源をデータとともに紹介します。USB-Cが同一でも充電器の5Vでは大電流時に電圧低下が酷くてパフォーマンスが大幅に悪化します。ラズパイ用の5.1Vや5.25Vと電圧高めに設定した電源を選び、配線経路に気をくばろう。ラズパイ初心者でも、できること。
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動かないものって何がある!?

64bit版、過去の記事をググってみると、単なる「やってみた」記事か、「~~が動かね~」って記事がでてきますが、さて、今のバージョンはどこまでできているでしょうか。今、私が使ってるものは全て動作に問題なしでした。VSCodeもPythonも32bit版と変わることなく動きました。今のところ、動かないことが確認できたものは、唯一、マインクラフトだけです。(以下の記事に動いた動かなかった情報をまとめています。)

たのじぃの書き捨てノート
【Raspberry Pi】32bit/64bit 動いた、動かなかった情報
Rapberry Pi OS 64bit 版で、動いたよ、動かなかったよ、情報をリストアップしておくメモページです。
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(追記)正式リリース版はこっちの記事から

最新のImagerから64bit版が選べるようになりました。(2022/02/05追記)

たのじぃの書き捨てノート
【Raspberry Pi】遂にRaspberry pi OS 64bit 版 正式リリース!
遂に、ラズパイ(Raspberry Pi)にRaspberry Pi OS 64bit版が正式リリース。
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さて、実力は!?

32bit版より軽快な動作になった気がしてます。体感上は微妙かもしれませんが、ベンチマークの数字上は確実に差がでてますね。実際のベンチマークの記事はこちらに書いてます。

たのじぃの書き捨てノート
【Raspberry Pi】ベンチマーク 64bit/32bitで差はある?
RaspberryPi OSの64bit版で、早くなっているのか?をベンチマークとって確認してみました。
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以前の導入手順(残しときます)

(2022/02/05追記)既に最新Imagerでインストールできるようになりましたので、以下は以前の記事です。SSDへの転送はSD Card Copierでできます。

Step 1:Raspberry Pi OS 64bit版のダウンロード

http://downloads.raspberrypi.org/raspios_arm64/images/ にアクセスして最新のイメージファイルをダウンロードします。

64bit_site

現時点で、2021/5/28版が最新です。このフォルダを選択し、以下の中から、2021-05-07-raspios-buster-arm64.zipをダウンロードします。(注)2021/11/8現在、2021-10-30 bullseye 版がでています。関連記事はこちらです。

たのじぃの書き捨てノート
【Raspberry Pi】Raspberry pi OS 64bit 版 も bullseyeへ
ラズパイOSの新Versionがでたので、中身をチェックしてみました
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0507zip

ダウンロードが終わったら解凍して、imgファイルを保存します。

ziptoimg

Step 2:Raspberry Pi ImagerでUSB作成

Raspberry Pi ImagerでUSBかSDへイメージを書き込みます。Raspberry Pi Imagerを起動し、CHOOSE OSでUse customをクリックして先程ダウンロードしたRasberryPi OSの64bit版を選択します。

Imager

書き込み先を選び、全部消えちゃうけどいいよね確認にオッケーして、書き込みします。

usb1
usb2

書き終わったら、取り出してラズパイに持っていきます。

end

Step 3:USB Bootで64bit版を起動

USBをラズパイに指して起動すると、32bit版と同じ手順で初期設定ができます。最後に、sudo apt update, sudo apt upgrade をやったら、最新状態になります。うちのところはSSD搭載なので、USBからSSDへSD Copier を使ってコピーし、SSDから起動できるようになりました。