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今回、ラズパイを買った目的の一つ。24時間、休みなく市場を監視し自動取引してくれる「ラズパイトレーダー」をつくっていきます。というか、できました。むちゃむちゃ、ええ感じに儲けてくれているので、取引アルゴリズムとかは公開しませんが、取引APIの使い方など、ラズパイとPythonプログラムについての記事をちょっとづつ書いていきたいと思います。

実行中画面と実績

Python にて、Binance-US の取引を自動で行うプログラムを書きました。python-binance ってパッケージを導入すれば、簡単に価格取得や、注文ができます。

スクリーンショット 2021-04-11 114507

本格稼働後の2週間の評価額推移は、こんな感じです。5000$程度を運用して、1日60$づつぐらい稼いでくれてます。

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Binance-US で、Python-Binanceのパッケージを使う方法

まず、米国滞在中なので、しばらく前にBinance本家からは締め出されてしまいました。

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バイナンス、米国を拠点とするユーザーのアクセスを禁止 | 海外FX 最新ニュース
世界最大の仮想通貨取引所であるBinance【以下、バイナンスと称す】は、米国を拠点とするユーザーがグローバルプラットフォームのBinance.comにアクセスすることを禁止し、90日以内に全ての資金を引き出すよう伝えた。
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CoinPost|仮想通貨ビットコインニュース・投資情報
バイナンス、米国居住者の利用制限を大幅強化──14日以内の出金非対応で口座凍結
最大手の仮想通貨取引所バイナンスが本家のサイトで米国のユーザーからのアクセスをさらに強化している。ユーザーは14日以内に出金する必要がある。
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ということで、Binance-US に移動してきてるわけですが、Python-binance という超便利パッケージが使えるのか?となりました。何も考えずに使うと「ダメ」だったんですが、ググって、本家のGit見に行ったら既に対応されておりました。

client = Client(API_KEY, API_SECRET, tld='us')

最初のClient をつくるところで、tld='us' こいつを付加すれば、あっさりとBinance-USで全て使えるようになりました。これさえあれば、Python で簡単に情報取得、発注できますので、すぐプログラムつくれます。実際には、次のようなクラスをつくって使っています。

# Binance Auto Trade
from binance.client import Client
# BinanceAPI class
class BinanceAPI:
    def __init__(self):
        API_KEY    = 'APIKEY'
        API_SECRET = 'APISECRET'
        self.client = Client(API_KEY, API_SECRET, tld='us')

    def get_orderbook_ticker(self, pair):
        try:
            value = self.client.get_orderbook_ticker(symbol=pair)
            return value
        except Exception as e:
            print('Exception Messege : {}'.format(e))
            return None

    def get_asset(self, symbol):
        try:
            value = self.client.get_asset_balance(asset=symbol)
            return value
        except Exception as e:
            print('Exception Messege : {}'.format(e))
            return None

参考になるサイトはこちらです。日本からだと、Binance-us でなくて、Binanceでしょうか。金融庁の認可等もあって、日本からは撤退したという話もありますが、口座作って運用はできるみたいです。

COIN PRESS
BINANCE(バイナンス)のAPI連携方法をわかりやすく解説!
BINANCEのAPIでできることや、連携方法について解説しています。APIと聞くと難しそうなイメージがありますが、BINANCEでは専用のAPIライブラリーが用意さているため初心者にも最適です。
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dot blog
Binance(バイナンス)の公式APIの始め方(Python用コード)|dot blog
Pythonを使ってBinance(バイナンス)の公式APIを利用する方法を解説。APIを利用することで通常使用することのできないオーダーの利用や、トレードを自動化したり出来ます。Binanceをメイン取引所として利用する方はAPIも使えるようになっておくと大変便利!
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Binance-USでAPI Key を取得

このAPIを使うには、API Key と API Secret というのを取得する必要があります。APIの使える取引所では、大抵この方式です。この KeyとSecret は、もちろん、大事で、漏れれば、他人が口座から盗むことも可能になるので、しっかり管理しましょう。

ということで、私のスクショ、全部を表示してませんが、こんな画面で取得します。API Management ってところから作成します。

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Binance への登録は是非こちらから

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過去の失敗と、少額スタートな訳

今回も、少額スタートにしています。これ、いろいろなリスクを考慮しているからです。新たな資金投入はせず、あちこちの口座にちょびっとづつ残っていた仮想通貨をかき集めて集約した分だけでスタートしました。

なんといっても、私、Cryptopiaで懲りてます。2019年のCryptopia のハッキング事件で、口座が運用も出金もできなくなってしまった被害者の一人です。当時も同じようなソフトをWindows、C#で作成して動かしておりました。その時も、そこそこ、いいソフトができてて、順調に増やしておりました。しかし、Cryptopia がハッキングされ一時使用不能になり、その後、凍結状態になりました。いまだ返金作業はすすまず、眠ったままになっています。

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2018/5から、2019/1ハッキングされるまでの評価額推移のグラフはこんな感じ。縦軸はBTC。少額テストで、0.05BTCから0.5BTCまで7か月で10倍!にできましたが、本格的に資金突っ込まなくてよかったです。

当時、一時的に一部の取引と出金が可能になったので、0.05BTCほどを別の取引所に移しました。今後のためにリスク分散を図るため、他の取引所をテストしようと考えて移したのですが、今、考えると、出せるだけだしときゃよかったです。その後、再度の閉鎖で今に至ります。

そんなこんなで、その時に救い出した0.05BTCが原資です。あと、アメリカは電気代が安いのでグラボが載ってるパソコンは一応掘ってたりします。そういうのをかき集めただけでも、最近の仮想通貨の高騰もあって、4000$ぐらいにはなってました。今回は、それをBinance-US に再集結させて、運用を開始したというのが経緯になります。まあ、そんな反省もあるので、本格的に自己資金を投入したりはしません。少額なので、楽しく大胆に運用してみたいと思います。