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前回、あえて小容量の8GBカードを使うことで、初期設定後のバックアップ容量を減らし、バックアップ容量、リストア時間の削減を実現しました。じゃあ、ギリギリの容量狙ってバックアップ作ればいいじゃん、ってなわけで、最小容量バックアップの作成をしてみます。

Rasberry Pi OS Imager が作るSDイメージを確認する

元は、32GB、FAT32フォーマットのSDカードです。

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このSDへ、Raspberry Pi OS Imager でインストールディスクをつくってみます。こいつです。

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どんな風にSDカードに書き込んでいるかは、こちらのサイトで詳しく紹介してありました。

クラスメソッド発「やってみた」系技術メディア | DevelopersIO
Raspberry Piを極限まで無駄なくバックアップする | DevelopersIO
あなたのラズパイ力とLinux力、おまけに業務効率を強力にブーストする…かもしれません。
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ディスク管理でみると、こうなります。

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後半のパーティションは未割当のままになっています。このSDカードを入れて、ラズパイを起動すると、最初にこの未割当領域への拡張が自動的に行われる仕組みになっています。

ならば、最初に割り当てちまえば、拡張できないから、大容量SDでも少ないエリアしか使えてない状態をつくれるんじゃないか。ってことで、確保しちゃいます。

未割当エリアを割り当てる

Rasberry Pi OS Imager で出来上がったSDを一旦抜いて、指しなおし、windows10のディスク管理を使って、未割当て領域を割り当ててしまいます。未割当てを右クリックしてメニューから割り当てします。

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この状態で、ラズパイに投入します。

ラズパイ側で容量拡張できないぞメッセージを確認する

ファイルシステム拡張できません、と立ち上げ中に一回止まりますが、OK押して継続します。

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立ち上がったところで確認すると、通常出てこない26GB Volumeっていうストレージ表示、右下に Free Space 265MB, Total 3.3GiB とギリギリ容量の表示が確認できます。

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この状態だと、最初の初期設定Wiz最後のUpdateもちゃんと完了できなかったりします。初期設定Wizzardは、いつでも起動できますので、スキップしておいて大丈夫です。

初期設定、インストールに必要な容量だけ手動拡張する

前回、リストア時と同じように fdisk を使います。中身を確認してみましょう。

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以前のリストアの時と違って、パーティションが3つです。3番目が、自動拡張を阻止するため手動確保しておいた FAT32 領域ですね。2も3も削除し、領域2を少しだけ拡張します。日本語入力や、VSCODE、Pythonを入れたところまででバックアップしたいので、1,500,000セクタ分程、増やしました。1セクタが512bytesなので、7-800MBぐらいでしょうか。

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p コマンドで確認し、wコマンドで書き込みしたあと、リブートします。

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再起動後、リサイズをかければ、容量が拡張されています。

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Total: 4.0GiB Free Space 749.3MiB となりました。

定番ソフトのインストールや、設定をします。足りなければ、その分だけ、領域拡張していけばよいです。さて、次は、Win32DiskImager をつかってバックアップです。

Win32DiskImager でのバックアップ、リストア

バックアップ時の注意点は、Read Only Allocated Partitions のチェックをつけることです。割り当てしたとこだけ読みますよチェックボタンですね。これ入れないと、未割当ての領域もバックアップしちゃいます。すなわち、全容量のバックアップになります。

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このとおり、1分かかりません。トータル4GB程度ですからね。

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リストアはというと、2分半で終わりました。

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このあと、前回記事のように領域拡張しないといけませんが、コマンドラインでちょこちょこっとなんで、すぐです。8GBカードのさらに半分の時間で済むようになり、32GBバックアップからみると1/8となりました。これで、安心して大容量カードが使えますね。